撮影裏話③

撮影期間中に、静岡ホビーショーがありました。

当初は石井師と二人で見に行くつもりだったのですが、ただでさえ短期間で仕上げなければいけない上に、当初の話しより更に大変な状況になっていたので（その事情はまだ書いちゃいけないみたいなのでオンエア後に！）石井師は泣く泣く断念。。。石井師にとっては最も思い入れのあるMP4/6が製品化されるということもあって、メチャメチャ楽しみにしていたのですが・・・

そこでミシマは、女房を連れていくことになりました
普段、なかなか遠出はできないですから、たまには女房孝行も兼ねてということで
静岡行きが決まってから、女房はネットで「どこで昼飯を食うか」調べていました
まあ、静岡へ連れて行くとはいえ、メインはホビーショーとタミヤ本社参拝でしたからねえ。あとはせいぜい登呂遺跡にでも行こうかな、ってぐらいで、晩飯前には戻らなければならなかったですから。
登呂遺跡にしたって、むしろそういうものが好きなのはミシマであって女房は果たして興味があるのかどうか？でも太古の昔に思いをはせるのも悪くないでしょ？
ところがその登呂遺跡、行ってみたらなんと「改装中」！

遺跡を改装すんなよ！！

最近は吉野ヶ里遺跡などに押され気味の登呂遺跡は、見学者も減少していたらしいのです。そこで、新たに資料館などを新築したり、見学者が古代人体験をできるような施設を拡充したりとあの手この手を考えてのことらしい。おかげで我々が行った時には僅かに竪穴式住居などが見れるだけで、人影もほとんどなく寂しい古代の村でした。。。

帰りは東名海老名サービスエリアでいろいろとお買い物。このサービスエリアは、いろいろと美味いものを売っていることで知られていますが、滅多に東名方面に行かないミシマは初めて行ったのです。女房もここが一番楽しかったんじゃないのかね？

石井師にもここでお土産を買って、帰宅しました。
でも、あとでよく考えたら、海老名って石井師の自宅からめちゃめちゃ近いんだった

ま、女房もそれなりに楽しかったようなので、ミシマとしては満足。
・・・でもこれって、撮影裏話か？？？？

撮影裏話②

撮影準備を整え、いよいよ撮影がスタートしました！

一応、撮影期間は２週間ということになっていましたが、フジテレビさんの都合や、石井師やミシマの都合もあって毎日出来るわけではありませんでした。
結局、期間的には３週間でしたねえ。実際に撮影したのは２週間、というところです。石井師も毎日泊っていたわけでもなく、泊ったり帰ったりしていました。
その間、だいたいお店の開店時間に合わせてスタート、閉店時間に終了、という感じで進んでいきました。
ミシマは開店時間の二時間くらい前にはお店に来て、開店準備をしながら石井師とフジテレビのOさんが来るのを待つ毎日でした。Oさんが現れると、撮影スタート！石井師とOさんは二階へ行ってしまうので、お店にいるミシマは二階で何が行われているのか良く分かりません。
あの狭いスペースで、男二人でナニをしているのか？？？
あ、そういう意味じゃなくて・・・
興味津々でありましたが、お店を長時間離れるわけにもいかないし、撮影の邪魔をしてもいけないので、ときどき覗きに行く程度でした。
石井師とは良く顔を合わせているとはいえ、彼が実際に作業している姿を見れる機会なんてなかなかないです。せっかくなので、本当は見ていたかったのですがねえ。
結局、ミシマも一視聴者としてオンエアを楽しみにしているわけであります

お店に来ると、作業スペースへ行って前日の作業の成果を見るのが毎日の楽しみでしたね。ある日、いつものように作業スペースを見に行くと、前日に塗装されたパーツ類が所狭しと並べられていました。おおお～、さすが綺麗に塗装するな～、と感心しつつ眺めていると、ふと足元に転がっているパーツに気が付きました・・・！
良く見ると、窓際に置かれていたパーツ類が軒並み倒れているではないか！！その何点かは、机の下に転げ落ちていたのです！！！！！

おおおおお、なんてこったあ～～！
俺が落としたんじゃないよ～～～～

良く見ると、ルーバー式の窓がいくらか開いていました。前夜から風が強かったので、その影響で倒れてしまったようでした・・・

石井師にその事実を伝えると、彼は落ち着き払って「なに、大丈夫ですよ」とこともなげ。実際、さほど問題もなかったのですが、漢だねえ。

そんなこともありながら、撮影は順調に進んでいくのでした。。。

つづく

撮影裏話①

さて、撮影裏話です。

まだ放送前なので、番組の内容に触れるとフジテレビのOさんに怒られちゃいます。ま、多少は触れちゃうかもしれませんが～
まだ詳しいことは書けないのでお許しください。

撮影が決まり、まずは準備が必要でした。
AMCで撮影することになったのは、石井師の自宅ではちょっと遠いから。撮影の効率を考えてのことでした。でも、それで大変なのは石井師。それでも、すっかり気合の入った石井師は「泊り込みでもやります！」とモード。そこでミシマに課せられた課題は作業スペースの確保と石井師のお泊りスペースの確保でした。お泊りスペースは難なく確保できたのですが、問題は作業スペースでした。
AMCに来ていただいた事のある方ならお分かりかと思いますが、はっきり言ってメチャメチャ狭いお店で、店内にそんなスペースを作るのは無理です。しかし、実はお店の二階に、もともとミシマ自身の作業スペースがあったのです。ところが、狭い店内から溢れ出た在庫品や梱包資材などを置くスペースが無いため、せっかくの作業スペースに山積みとなっていて、とても作業が出来る状況ではありませんでした。
でも、そこをどうにかするしかないので、一日かけて片付けたのです。4月29日の日記にも書きましたが、開店以来初めてそのスペースを綺麗にしました。不要の物は捨てましたが、多くのものは父の部屋へ移動してなんとか作業スペースを復活させました。父の部屋が荷物だらけで、撮影期間中にもし大地震が来たら、父はキットの下敷きになっていたでしょう・・・何も起きなくてよかった
で、こうなりました。

決して広いとは言えませんが、デスクの高さに設置した換気扇を装備、外気を取り入れる小窓もあり、作業スペースとしてはまずまずでしょ？
ここが撮影の舞台となったわけです。まあ、今までの「プラモつくろう」の中でも最小のスペースかもね
このあと照明器具やら石井師の道具類やらが運び込まれ、準備万端整ったわけです。
後はスタートの日を待つばかり！

で、このスペースが今どうなったかって？
もちろん、荷物だらけで作業は出来ません・・・
あ～あ・・・狭いって、イヤだなあ、本当に・・・


つづく

プラモつくろうCUSTOM

あああ、やっと解禁された～！！

ま、既にちょろっと情報は漏れていたりもしていたんですけどね

何の話かって？

不肖ミシマ、役者デビューします！！

・・・んなわけないでしょ

ま、テレビに関する話しではあります。。。

それは4月の末頃のことでした。いつものようにお店でPCに向かっていると、電話が鳴りました。
電話の相手は、なんとフジテレビさん。
「模型店を舞台にした月9ドラマを撮りたいんです。プロモデラーと店主が一人の女性モデラーをめぐって繰り広げる愛憎劇で・・・」

・・・ウソです。スミマセン。そんな月９ドラマは今後もまずありえませんので念のため。

「プラモ作ろうカスタムで、F1をやりたいんですが・・・」
というお話でした。ようするに、出演者を探していたんですね。

実は以前、別の局から同じようなお話があったときのことを思わず思い出してしまいました。その時は、相手の意向に沿ってこちらが動いたにもかかわらず、ろくに連絡もくれないという失礼な態度に非常に嫌な思いをしたのです。もちろん、撮影も行われませんでした。
なので、実はちょっとした警戒心を持ちながら、話しを聞いていました。
でも「プラモ作ろう」という番組自体は非常に興味深い番組ですし、電話の相手はなかなか熱心でした。ちゃんと当店のこともある程度は調べていたようで、石井師のことも知っていました。しかも、非常に正直なんですね。自分たちの置かれている状況や事情を包み隠さず話してくれて、「その上でご協力いただけませんでしょうか？」と言う話しでした。

電話の相手に好感をもったし、内容もなかなか面白そうでしたので、とにかく石井師に話しを繋いでみることにしました。でも実は、「たぶん受けないだろうなあ」とミシマは思っていたのです。ところが彼は「会って話を聞いてみる」と言います。
「マジですか？相当大変なことになりますよ？？？」

ミシマ、今年最大の驚きでした。
電話の相手が好青年な感じだっただけに、会ってしまえば断りにくくなる。そう思っていたミシマは実際にやるとなったらどれだけ大変か、石井師に話しました。それでも、結局フジテレビさんと会うことになったのです。

会合は某日、AMCで行いました。フジテレビ側からは3人。これがまた、3人とも非常に熱く、そして真面目な人たちだったのです。話しは弾み、石井師がすっかり乗り気になっているのが分かりました。そうなれば、もう悩む必要などない。

やるっきゃないでしょ？

ってなわけで、石井師の「プラモ作ろうカスタム」への出演が決まり、AMCで撮影することになったのです！
お題はフジミの248F1。7月11日、19時20分から、フジテレビNEXTで放送されます。ドイツGP予選中継の前ですので、是非ご覧ください！


撮影裏話はまた後日・・・

ローインダクション

今日、お客様から嬉しい画像が送られてきました。

コレです！



当店のオリジナルキット、MP4/5ローインダクションの完成画像です！
まいど手前みそではありますが・・・かっちょええ～～！！！・・・でしょ？
この仕様のMP4/5はハンガリーGPのフリー走行でトライされただけで、実戦を走っていません。そんなマニアックなマシンですが、この「低さ」が何ともカッコイイと思っていたミシマと、「セナ車を作りたい」という石井師の想いが一致してキット化に踏み切ったものでした。インダクションポットの部分は別パーツになっていて、実は通常タイプのインダクションポットのパーツも入れておいたので、「普通のMP4/5」も作れるようになっています。なので、果たしてローインダクションで作ってくれる人がいるのだろうか？とちょっと心配していたんです。。。
それが、こうして綺麗に完成させてくださり、ミシマ、感無量であります！！

しかもこのお客様は２０代！恐れ入ります。。。
こういう画像を見ると、単純にアラ５モデラーとして「若い者に負けておれん！」という想いと（負けてるけど・・・）、「作り手に喜んでもらえて良かった」という充足感と、「これからもキット開発を頑張りたい」というモチベーションを味わえます。幸せなことです。

よっしゃ～、頑張りまっせ！！