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F1の模型を作るのが大好き!それだけさ~

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千葉県勝浦市。房総半島の太平洋側に位置する漁業と観光の町です。そして、私にとってはいろいろと思いで深い町なんです。何故かと言うと、実はここに父が家を持っているからです。一応「別荘」ということになっていますが、普通の住宅街に普通に四角い家が建っているだけで「別荘」には見えませんが。。。日本占領下の台湾で生まれ育った父は(日本人だよ~)、敗戦で全てを失い失意のまま親戚を頼って上京してきました。なんとか仕事にありつき、毎日必死で働いて家計を助けながら夜学へ通い、大学を卒業しました。青春なんて、甘い時期は父にはありませんでした。そんな父が、ようやく安定した生活を手にしてからす少しずつお金を貯めて買ったのが勝浦の「別荘」でした。当時私は中学生。父・母・兄と勝浦へ遊びに行くことが何より楽しみでした。大学生時代にはこっそり彼女と泊まりに行ったことも(父さん、ゴメン)。結婚してからは、夏にはいつも家族揃って遊びに行きました。もちろん父も家族のために買ったわけですが、実は父は自分が歳をとったら「のんびりと過ごす」場所にするつもりでいたようです。自宅は常に借家住まいだった父にとって唯一の「我が城」でもあったのです。
その勝浦に、昨日から父が一人で行っています。いつもは「手入れ」をしに行くのですが、今回の目的は・・・「売却」なんです。昨年からそんな話しが出ていました。高齢で管理が大変になってきたためですが、父はまだ勝浦に住みたい気持ちはあるようです。しかし、今の事情がそれを許さないのです。私か兄が引き継げば良いのですが、実際に物件を管理することはそんなに簡単な事ではないことは父が一番よく知っています。私も兄も年に一回行ければ良い方で、とてもまともに管理が出来る状況にはなく、父もそれを望みませんでした・・・手放すことを決意した父は私と兄にその旨を伝えるとさっさと「地元の不動産屋に話しに行く」と出かけてしまいました。兄も私も、反対は出来ませんでした。
ああ、なんと情けない息子なんだろう。父はどんな気持ちで不動産屋と話をしたのか・・・恐らく、「売却」の話をした今日も、庭の手入れなどをしているのだと思います・・・せめて、良い買い手がついてくれればいいのですが・・・
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