レーシング・オン。

10月1日に発売されたレーシング・オンです。
レーシング・オン誌は、毎回様々な特集を組んでいて非常に興味深いのですが、それ故に読み手側も毎回買うことが出来なかったりもするのかもしれません。事実、ミシマ自身も必ず毎号買うわけではありません。本が増えすぎて置き場所に困ると言うのも理由の一つですが。。。
でも今回は、発売前から楽しみにしていました。実は、お客さんから｢今度のレーシング・オンはティレル特集だ｣とお聞きして、初めてその事実を知ったというお粗末振りでしたが・・・ネットで発売日を調べ、発売日当日の夜、帰り道からちょっと遠回りして、夜遅くまでやっている本屋さんに寄って買ってきました。
模型誌ではありませんから、模型の資料として役立つ部分は少ないです。
ディティール写真が載っているのはP34ぐらいです。
でも、読み物としては非常に面白いです。ケン・ティレルと言う人物について、ティレルと言うチームについて、改めて知るには良い本です。

ティレルがいなくなってしまって、本当に寂しいです。それは、｢日本びいき」のチームだったから、と言うだけではありません。ケン・ティレルと言う人物、ティレルと言うチームのF1にかけるひたむきな情熱が、見ている我々をも熱くさせてくれていたからです。

レーシング・オンと言う雑誌も、実は既に月刊誌としては休刊で、不定期発行のムック本になってしまっています。これはもちろん、商売上の理由からなのでしょうが、本来であれば完全に休刊に追い込まれるところ、スタッフの方々の情熱でなんとか生き残った、と聞きました。まあ、又聞きの又聞きみたいなことなので、確証はありませんが。思えば、F1modeling誌も、一度は発行元が倒産しながら、S編集長やスタッフの皆様の熱意で復活を果たしました。

世の中には、情熱だけではどうにもならないことだってあるのでしょう。でも、そういった気持ちのないところからは、良いものは生まれてこないとも思いますし、そういった気持ちがなければ何も始まらないとさえ思います。まず最初に、情熱ありき。儲かるかどうかなんて、二の次。そういうの、なんか嬉しいよね。

不透明。

日本GPが終わりました。
ベッテルが非常に速く、巧く、賢いドライバーであることが証明されましたねえ。
トヨタも事がうまく運べば勝てる可能性のあるチームになってきました。
それはそれで、今後に向けて楽しみが増えたので、良かったと思います。
それに、やはり鈴鹿。最高だねえ。

でも、なんだか釈然としないんだなあ。
それは、あのグリッド順のせいです。
ドライバーによって降格する数が異なり、バリチェロが1グリッドのみで救われたのに対し、スーティルは4グリッドも降格させられてしまいました。バトンも3グリッド降格で、レースの結果に影響を与えたことは間違えありません。
｢罪の重さ」が考慮されたものらしいのですが、非常に不透明です。単純明快に全員５グリット降格でよかったのではないかと思います。なぜ？どうして？と思いながら見ていた方も多いのでは？ドライバー本人だって、納得していたのでしょうか？だいたい、本来ならQ2終了時に速やかにペナルティを課すべきでした。時間が無かったのでしょうが、Q3のスタートを遅らせてでも、きちんと判断すべきだったと思います。
方や、トヨタの｢カムイを走らせたい｣という要望に対しては「ルールだから」とピシャリ。

なんだかなあ。F1って、世界最高峰なはずなんだけどなあ。ドライバーやチームが優れているだけではなく、全ての面で優れていなくちゃ、ね。

結果的に、チャンピオン決定は持ち越しとなりましたが、それこそ「狙い通り」だったような気がしてしまいます。。。

スッキリしねえなあ・・・

開幕！

日本GPが開幕しましたね～！
初日は雨となってしまい、フリー走行2回目なんて終盤まで殆ど誰も走らず、せっかく現地へ乗り込んでいる皆さんもガッカリされてしまったのではないのでしょうか？ブラウンなんて、2台ともついに走らず、余裕なのかなんなのか・・・一回ぐらい出てこいよ、雨の中見ているファンがいるんだからさ。

それはさておき、いきなりトヨタでカムイが走っていたのにはビックリしました。グロックが｢体調不良」のため、今日の出場を見合わせた、ということなのですが、火曜日に池袋で見たグロックは元気そうだったんだけどなあ。もちろん、レースにカムイが出るということではないのですが、トヨタは来期のドライバーが白紙状態で、グロックともトウルーリとも契約しない意向のようなので、カムイをテストしたかったのではないか？と、ちょっと期待を込めた勘ぐりをしてしまいます。コンディションが悪かったので、判断は難しいところだと思いますが、まあまあ無難に走れたのではないかと思います。来期のトヨタ、クビサやライコネンを狙っているといわれていますが、その相方にはカムイもあるのか？気になるところですねえ。

ああ、それにしても、毎年思うことですが、

行きてえよ～！！！

来年は行っちゃおうかな～

ミシマを探せ！

昨日、池袋のアムラックスでトヨタF1のイベントがありました。ちょうど定休日だったので、ちょっくら行ってきました～

当初、トヨタのドライバー、トウルーリ、グロッグ、カムイの3人とも出席すると発表されていましたが、トウルーリは｢体調不良｣を理由に欠席。基本的にミナルディから這い上がってきたドライバーはもれなく応援するミシマとしては、ちょっとガッカリ。でもグロッグもジョーダンからデビュー後、数年間もF1を離れざるをえない状況に追い込まれつつ、また這い上がってきた｢苦労人｣と言うイメージがありますから、好きな部類のドライバーです。カムイは日本期待の若手ですから、当然楽しみでした。
ドライバー以外には、トヨタの山科さんも出席。進行役はお馴染みの川井ちゃんと、遠藤理沙さんでした。

↑川井ちゃんと遠藤理沙さん。川井ちゃんに関しては、説明不要ですね。遠藤さんは以前何かの番組でも見たことがあって、｢見たことがある人」ぐらいにしか思い出せませんでしたが、モータースポーツ好きを買われてフォーミュラ・ニッポンやスーパーGTのMCを勤めているそうです。なかなかカワイイ。トークも悪くなくて、頭良さそうな感じでしたね。

↑ティモ・グロッグ選手。イマイチ印象が薄いと思っていられる方も多いのではないかと思いますが、確かに強烈な目立ちたがり屋ではないような感じですね。でも、先にも書きましたが、一度はF1デビューを果たしながら（しかも突然のスポット参戦でありながら僚友、ニック・ハイドフェルドに遜色ない走りを見せ、7位入賞）翌シーズンはシートを得られず、その後はチャンプ・カーに参戦したり、GP2を走ったりと、苦労を重ねてきたドライバーです。それでもGP2でチャンピオンを獲得するなど、実力派であることは明らかで、その実力で這い上がってきたところが良いですね。トヨタのドライバーに抜擢されてからは、トルーリとも互角の戦いぶりなのはご存知のとおりです。その話し振りからは、人柄の良さが伺え、そのあたりがF1界ではイマイチ印象が薄い原因かも。トヨタは来年、グロックとのオプションを行使しないそうですが、その動向が気になりますね。

↑カムイ選手。なかなかひょうきんな奴ですね。今年のGP2では不運もあって、ちょっと寂しい結果に終わってしまいましたが、それでも本人は明るいですね。山科代表とのやり取りにも臆することがありませんでした。F1に最も近い日本人ドライバー、是非頑張って貰いたいです。

山科代表の写真はありませんが、話しは非常に面白かったです。カチッとしたスーツ姿、髪型も世界で戦う｢ニッポンのサラリーマン｣の代表選手と言った感じで、一件お堅い感じです。ミシマ自身も、今まではそう思っていました。でも、話を聞くと、かなり印象が変わりましたよ。まずは、決してお堅くない。そして、モータースポーツが好きなんだな、と言う感じが言葉の端々に滲み出ていて、かなりの好印象でした。トヨタのドライバー同士がバトルをして危うい状況だったときのことを｢もっとやれ、と思っていました」「バトルをして前を行く奴を抜こうとするのがレーシングドライバー」と話していました。うーん、その通り！見直したなあ、かなり。


↑これは、最後に撮影された参加者全員の集合写真です。あ、グロック選手と川井ちゃんに挟まれているのが山科代表ですよ。当然、ミシマもどこかにいます

ミシマを発見できた方、ご来店の際にお申し出ください。コーヒーサービスしちゃいます～
え？だいたい、ミシマの顔なんて知らないって？あはは、そりゃスミマセン
あ、会場にいてミシマの位置を知っているNさん、あなたはダメよ～

ああ、ダニカ・・・

あらら、三日もサボってしまいました。スミマセン。

さて、もてぎレポートも今日で終わりにします。もうネタも無いし

次男坊のカート挑戦も終わり、ようやく帰路に。楽しかった分、帰りはしんどいです。前夜の睡眠不足もたたり、眠かったですよ。
でも、レースが終わった後もサーキット内で2時間ほど過ごしていたためか、駐車場から出るのもスイスイ、高速までの道のりも空いていました。
眠くならないように、鼻歌歌いながらの運転。隣の次男坊は、車に乗ってから自宅に着くまで、ほぼ寝ていました　早く免許取ってくれよ。。。
さすがに都内に入ってくると首都高が渋滞していました。行きはスイスイ、2時間で到着しましたが、帰りは3時間ちょっと。都心を通らずに行ければいいんだけどねえ。

自宅へ到着してから、今回最大の惨事が・・・
亜久里さんにサインをもらえたことなどを、女房に自慢していたときのことです。女房は迷惑そうに聞いていましたが
｢最大の難関、ダニカのサインももらえたんだぜ～！」
と言いつつダニカのサインを女房に見せようとしたのですが・・・・・

無いじゃん！

｢おい、ダニカのサインが無いぞ」
｢そんなはずないよ」

次男坊と荷物の中を探しましたが、やはりありません・・・

実は、ほとんどのドライバーのサインはプログラムにもらったので、無くなるはずはないのですが、ダニカだけはチームが配っていたフォトカードにサインしてもらったのです。次男坊はそのカードをプログラムに挟んで歩いていたので、どこかで落としてしまったらしい・・・・・

ぶわっかものお～！！！

ああ、せっかくゲットしたダニカのサインが・・・
ダニカのサインは、真面目な話し、そう簡単に貰えるものではないんですよ。パドック内に姿を見せることはあっても、常に小走りでサッと姿を消してしまうダニカは、最もサインをもらいにくいドライバーです。これは決してダニカが無愛想だとか、ファンサービスが足りないとかいうことではありませんので念のため。
とにかく、たまたま良い位置に居合わせないと、なかなかサインをもらえるチャンスはないのです。
しかも、彼女が来年もインディで走っているという保証はない。アメリカじゃあ、NASCARの方がメジャーだからね。ダニカも転向が囁かれているわけですよ。ああ、もう二度とチャンスは巡ってこないかも・・・

というわけで、どっと疲れて、もう寝るしかなかったです。。。

それにしても、どうしてインディって日本ではあまり人気が無いんだろう？？？　
ってか、アメリカ以外では人気はないんだろうけど。。。レースが好きな人なら、一度見に行って欲しいと思います。たとえドライバーのことを知らなくても、純粋に面白いですよ。F1よりも気軽に楽しめるし、リーズナブルだし・・・テレビで見るより、やっぱり現場で見るに限る。来年は、皆さんも是非！

今回、現場でお会いできた皆様、すれ違いでお会いできなかった皆様、来年は段取りしてお会いしましょう！