父の憂鬱。

父と二人で昼食をとっていたときのこと。
その日のメニューは天ぷら蕎麦でした。父がゆでた蕎麦と、買って来た天ぷら。天ぷらは掻き揚げとイカ天でした。どちらも大き目の天ぷらでしたので、一つを半分ずつ。一枚の皿に、半分に切った掻き揚げとイカ天が乗っていました。
私はまず、掻き揚げを取りました。スーパーで買って来たものですが、まずまず。掻き揚げをたいらげ、イカ天を取ろうと皿に箸を向けると・・・
無いじゃん？？？
父を見ると、今まさにイカ天を口に運んでいました。
一瞬にして状況を理解した私は思わず固まってしまいました。。。
父は、自分がイカ天を一つ食べたことを忘れ、二つめもイカ天を食べてしまったのです・・・

80を過ぎた父ですが、今まで「ボケ」とは無縁でした。今回のことが「ボケ」かどうかは難しいところですが（若くたってそれくらいのことはウッカリあるだろうし）・・・
いつもシャキシャキとして、じっとしていることがキライな父はボケないだろうと私は思っていましたが、ちょっと心配ではありますね・・・

ちょっと憂鬱な気分のランチタイムでした。