迅速。

カラスが父を襲った訳が分かりました。

その後もカラスが通行人を威嚇するような行動が目に付き、父が区役所に電話を入れて相談したところ、すぐに担当の方が現場を見に来てくれました。家のすぐ前にある空き地に生えている木に、カラスの巣があったのです。我々はまったく気がつきませんでしたが、見る人が見るとすぐわかるんだねえ。
その方の話しだと、すでに卵があるか、あるいはヒナがいる可能性が高いということです。木を見ながら話していると、すぐに出てきて威嚇していました。襲ってはきませんでしたが、かなり殺気立っているのはその様子からもよく分かります。その木のすぐ近くにゴミ置き場があり、父はその周囲をよく掃除したりしていました。掃除をしているときは掃除道具を持っているので襲ってきませんが、彼らはたびたび巣に近づく父のことを「要注意人物」と認識していたらしい。ちゃんと顔を覚えているそうですよ。
そして、何も持たずに素手で出てきたときに襲ったのです。

その翌日、再び区役所の方が業者を連れてやってきて、巣を撤去してくれました。私は見ていませんでしたが、やはりヒナがいたそうです。上空では親カラスが威嚇を繰り返し、緊迫したムードだったらしいです。

カラスも生きるのに必死。ヒナに罪はないし、ちょっとかわいそうかな、と思いますが、怪我人が出ているのではね・・・
餌を求めて人里に下りてきたクマが撃ち殺されるのと同じで、うまく住み分けていればいいのにな。。。

それにしても、今回の区役所の方の迅速な対応には感心しました。「早く処理しないと、危険なので」とおっしゃっていましたが、住民の安全を優先して考えている対応に、拍手です。これで父や母、ご近所の方々も安心して外を歩けます。

なにはともあれ、一件落着、ということで。