CMM。

カーモデリングマニュアルVol.14が本日入荷してきました。
ホビージャパンの別冊として刊行されている雑誌ですが、F1モデリングが発行されなくなってしまった今、是非とも頑張って継続していっていただきたいと思います。でもF1モデリングとは方向性が違うんですよねえ・・・
今回は「フェラーリ」の大特集。プラモ各社が旧キットの再販、新キットの開発と積極的にフェラーリのキットを発売してくれていることから、今回の特集は生まれたものと思われます。特に昨年のフジミのC2発売は近年のカーモデル界にあってエポックメイキングな出来事でしたからねえ。
実際、フジミの126C2に関してはかなり詳しく製作方法が解説されており、それだけでもこの本を買っておく価値はあるものと思います。もっとも、あくまで「極力キットのままで」と言う縛りで幅広く多くのモデラーを対象にしているようですので、コアなモデラーさんには物足りないかもしれません。でもそれは仕方ないことですね。
その他、タミヤの1/12の312Tから76年前期型の312T2への改造作例など、興味深い記事が盛り沢山です。箱車の作例も多く、箱車モデラーにも見ごたえのある内容になっています。
ただ、あくまで完成品の画像を「作例」として載せてある感じが強く、実際の製作工程などの解説が少ないのが残念です。ある程度まとまった解説が載っているのは126C2など、3種のみ。また、実車画像は無し。そのあたりは権利問題なんかもあって難しいのかなあ。「126C2の実車画像も載るかもしれない」と言うウワサを聞いていたので、期待していたんだけど。
また、あくまで「プラモデル」中心で、レジン・メタルはタメオのキットを使ったジオラマ作例が載ってるのみ。一つくらいは1/20ガレキの記事も欲しかったなあ。せっかく良いキットが出ているんだからねえ。
でも、何も出ないよりは数百倍マシ。とにかくこれからも継続して欲しいものです。今回の表紙はカッコイイし！ジャケ買いもアリだね！