不発弾。

ニュースなどで皆様ご存知かと思いますが、東京・調布市で不発弾の処理が行われました。
処理現場から半径５００ｍの区域には退去命令が出され、1万6千人もの住民が避難したらしい。さながら、ゴーストタウンといった雰囲気だったのでしょうねえ。
ミシマには直接関係はありませんが、いつも通勤経路に使っている甲州街道が封鎖されるため迂回する必要がありました。甲州街道沿線の道には詳しいのでどうにでもなるのですがね。
銀行員時代、それも辞める直前の約3年を調布支店で過ごしたので、避難区域には当時お世話になったお客様もいらっしゃいます。今となっては関わりがなくなってしまいましたが、ちょっと当時のことなど思い出しながら、ちゃんと避難したかな？なんて思っていました。
不発弾はB29が積んできた1トン爆弾。なんでも、体当たり攻撃を敢行した飛燕に撃墜されたB29のものらしいです。そんな爆弾が、60年もの間、すぐそばにあったなんて考えただけでも恐ろしい。現場は京王線の線路のすぐ脇ですから、周辺に住んでいなくても京王線を利用する人なら誰もが危険と隣りあわせだったわけですよ。
今回のこの騒動を見ていて感じた素朴な疑問。
なんでアメリカ軍に処理させないの？日本が敗戦国だから？
少なくとも、何がしかの協力があってしかるべきだと思ったり。ミシマが知らないだけで、何か協力はあったのかなあ。
いずれにせよ、どっちが良いとか悪いとかじゃなくて、双方の責任においてお互い協力する、ってのが筋じゃあござんせんかねえ。

避難区域にある病院の入院患者も全員他の病院などに避難させられたそうで、ただでさえ体力の弱っている患者さんにとっては大変なことだったでしょうし、病院関係者の皆さんのも相当のご苦労があったかと思います。
商店は営業できないし、京王線だって大損害のはず。意外に早く処理が終わって、無事だったのは良かったのですが、それ以外に良いことなんて何も無いですよね。

なんだか頭の悪いミシマには良く分からないことが多いなあ、最近。