営業術。

昨日の日記に、「ヒーちゃん」に何故か懐かれたことを書きましたが、実は結構昔から子供と犬には懐かれやすいです
これは何故か？犬は好きなので、それが犬の方にも分かるらしく、あまり吠えられたりしません（たまにはあるけどね）。子供は好きかどうかと言うと、嫌いじゃないけどそんなに好きかなあ？まあ、小さい子は可愛いけどね（たまに憎たらしいガキもいるが）。
ただ、一つ思い当たることは、営業マンとして仕事していた期間が長いので、自然と会得したことなのかもしれないということ。そういうと、非常にいやらしく聞こえますが、自然にしてきたことがたまたま好結果に結びつくことがあるじゃないですか。その繰り返しであるときふと「そういうことなんだあ」と気が付く。自分がお客さんに気に入られる一つの方法として「子供や孫、ペットに気に入られる」ことが結構重要だな、と。
まだ駆け出しだった頃、こんなことがありました。新規開拓で飛び込み訪問していたときのこと。とある立派な家の門をくぐると、玄関前に大きな犬が繋がれていました。私に気が付き立ち上がりましたが、私のほうを見て尻尾を軽く振っていました。私も彼の目を見て自然に微笑みました。インターホンを押すと、「少しお待ちください」と言われたので待つ間、ちょっと犬の頭をなでていました。やがて出てきてくれたご主人、「吠えられなかったね？」と言うので「はい」と答えると、「取引してあげるよ」と定期預金を作ってくれのです。
そのときは何がなんだか良く分からず、でもそんなにあっさり契約が取れることなんて滅多にないのでとても嬉しく、超ラッキー！と思っていました。
あとでご主人と話しをして分かりましたが、まずはインターホンで話した時点で犬の吠える声が聞こえなかったので、「良い人だろうと思った」そうで、しかも私が犬の頭をなでていたので「取引即決」だったのだそうです。「この子はとても頭が良いので、怪しい人間には吠える。逆に、たとえ初めて会っても、私が信用している人間には吠えたことがない。番犬として最適なんだよ。貴方のような銀行員も時々勧誘に来るが、吠えられる奴は信用できないので取引しない」そうでした。。。エヘヘ、ちょっと自慢話でした
そこまで犬を信用出来るって、凄いよなあ。ミシマはたまたま吠えられなかったのでラッキーだったわけです。
子供やペットと仲良くすると、良い結果が得られることはその後も時々ありました。
意識的に犬や子供に気に入られようとしてはいなかったと思いますが、自然と愛想良くはしていたんだろうな、きっと。
でもね、所詮は小さな子供や犬なわけですよ。。。

とはいえ・・・

奥様とあまり仲良くなりすぎると、ご主人に嫌われることもあるので深入りはNGだぜ、営業マン諸君！！子供とペットにとどめておきなさい！！