S。

今日の開店前、お店の二階にある居住スペースで昼食をちょうど食べ終わったときにインターホンが鳴りました。
「はい」
「○○○銀行です」

はあ？

○○○銀行、はミシマが以前勤めていた銀行です。AMC近隣には支店が無く、一番近い支店でも三駅ほど電車に乗らないと行かれません。つまりは、いきなり営業マンがセールスに来るなんてことはまず考えられず、実際今まで一度も営業マンが来たことなどない。
と言うことは・・・

ミシマ在職中の「不祥事」がいまさら発覚したか！！？？


退職時に会社の備品のボールペンをウッカリ持って帰ってしまったことか？それとも、営業マン時代に外回りの最中に模型屋に立ち寄ったことがバレたか？大嫌いだった支店長の車にオシッコかけたことがバレたか？
いやいや、そんなせこいことでいまさら追求されるわけは無い。
とすると、ミシマが関わった融資が何か問題になったか？？？社長があまりに色っぽい美女社長だったのでムリに貸したりしたことが・・・

ありません！ジョーダンです、冗談。誤解のないように。


ドアを開けると、そこに立っていたのは同期のSでした。数年ぶりの再会で、普通は「おお、久しぶりじゃないか～！元気か？？」とか言う会話が予想される場面ですが、ミシマは一度バタンとドアを閉め、もう一度細くあけてから発した言葉は

「何しに来やがった？」


Sはただニヤニヤ笑っていました。まあ、そういう仲なんですよ、Sとは。ダチです、ダチ。
お店を開けてSを迎え入れ、ようやく再会を喜び合いました。なんでも、転勤でAMCからは一番近い支店に配属になったそうで、挨拶に来てくれたわけです。彼の名誉のために言っておきますが、決してサボりに来たわけではありません。彼の職責からすると、ミシマも十分顧客としてのターゲットになるのです。しかも、彼にとっては「お昼休み」の時間で、事実AMCで食事をして長居もせずに帰っていきました。

ミシマが銀行を退職したのは２００３年の暮れ。間もなく５年が経過するわけで、さすがに銀行員時代の付き合いはだいぶ薄れてきました。そんななか、Sはちょくちょくこの日記も読んでくれていて、たまにメールをよこすことも。そうして気にかけてくれていることが、ミシマには非常に嬉しいです。

ストレスの多い仕事で、いろいろ苦労しているようですが、がんばれ、S。近々そこらで飲もうや！