F1の模型を作るのが大好き!それだけさ~
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長い一日でした。
母の手術は10時ごろ始まる予定でしたが、その前の手術が長引いているらしく、なかなか呼ばれませんでした。
手術を待つ間、「どうせなら早くやって欲しい」と何度母の愚痴を聞かされたことか。ようやく12時半ごろ、看護婦さんが母を迎えにやってきました。
やや緊張した面持ちで手術室に入る母を見送った後は、控え室でただひたすら待つのみ。父や兄もいましたが、たまに会話するものの、それほど話すこともなく・・・と言うか、話すような雰囲気でもなかったです。
時間はとてつもなく重くゆっくりと流れていました。
それでも1時間、2時間と経過し、手術室からは何の連絡もないので、恐らく予定通り順調に進んでいるのだろうと言う憶測がだんだんと現実味を帯びてきました。何か問題があれば、連絡があるはずです。
母が入室してから3時間半ぐらいたったとき、ようやく先生が出てきました。「オペは予定通り、無事終わりました」と言う先生の言葉に、家族一同安堵したのは言うまでもありません。
「ご説明しますので」と言う先生に促され、別室で手術の経過を聞かせていただきました。母の体内から摘出された患部も見せていただきました。
もちろん、そんなものを実際に見るのは初めてのことですが、気色悪いとか感じることはなく、「こいつが母を苦しめた悪玉か!」と言う思いで見ていました。
先生の説明では、手術は成功したが、縫合不全などの問題がないかどうかは、今後1週間程度は経過を見る必要がある、とのこでした。今夜はICUで完全看護され、問題が出なければ明日には一般病棟に戻れるそうです。
やがて母が麻酔から目覚め、少しだけ面会が許されました。我々は手を消毒してからICUに入り、まだ少し朦朧とした感じの母に会うことが出来ました。
「あなた誰?」とか言われたらどうしようかと思いましたが、ちゃんと分かってくれていました。よく頑張ったね、と皆が口々に言うと、小さく頷いていました。
僅かな面会時間で帰ろうとする私や兄に、母は一生懸命手を伸ばして来ました。母の手を握ると「温かいね」と言いながら、少し微笑んだように見ました・・・
今頃、看護婦さんに見守られながら、落ち着いて休んでいるのでしょうか?麻酔が切れれば、傷口が痛むのではないのでしょうか?
何事もなく、ゆっくり眠れていれば良いのですが・・・
それにしても、先生や看護婦さんたちが、とても忙しそうにしていながらも常に献身的な態度でいてくれたことにはとても感銘を受けました。そして、大腸を大きく切り取っても生きながらえることが出来る現代の医学のなんと素晴らしいことか。
今まで、ドラマでしか見たことがなかった「別世界」が急に身近な世界となり、医療現場で働く方々の現実も少しは垣間見ることが出来て、とても勉強になりました。これからは、もっと医療問題に関心を持つことになるだろうと思います。
まだ完全に安心できるわけではありませんが、大きな山は越えた感じです。無事退院できるまで、私もまだしばらく病院通いが続きますが、日ごとに回復へ向かう母を見ることができるはずなので、今までとは気持ちが違います。
先生、看護婦さん、母の世話をしてくださった皆様、そしてご心配くださった皆様、本当に有難うございました!
母の手術は10時ごろ始まる予定でしたが、その前の手術が長引いているらしく、なかなか呼ばれませんでした。
手術を待つ間、「どうせなら早くやって欲しい」と何度母の愚痴を聞かされたことか。ようやく12時半ごろ、看護婦さんが母を迎えにやってきました。
やや緊張した面持ちで手術室に入る母を見送った後は、控え室でただひたすら待つのみ。父や兄もいましたが、たまに会話するものの、それほど話すこともなく・・・と言うか、話すような雰囲気でもなかったです。
時間はとてつもなく重くゆっくりと流れていました。
それでも1時間、2時間と経過し、手術室からは何の連絡もないので、恐らく予定通り順調に進んでいるのだろうと言う憶測がだんだんと現実味を帯びてきました。何か問題があれば、連絡があるはずです。
母が入室してから3時間半ぐらいたったとき、ようやく先生が出てきました。「オペは予定通り、無事終わりました」と言う先生の言葉に、家族一同安堵したのは言うまでもありません。
「ご説明しますので」と言う先生に促され、別室で手術の経過を聞かせていただきました。母の体内から摘出された患部も見せていただきました。
もちろん、そんなものを実際に見るのは初めてのことですが、気色悪いとか感じることはなく、「こいつが母を苦しめた悪玉か!」と言う思いで見ていました。
先生の説明では、手術は成功したが、縫合不全などの問題がないかどうかは、今後1週間程度は経過を見る必要がある、とのこでした。今夜はICUで完全看護され、問題が出なければ明日には一般病棟に戻れるそうです。
やがて母が麻酔から目覚め、少しだけ面会が許されました。我々は手を消毒してからICUに入り、まだ少し朦朧とした感じの母に会うことが出来ました。
「あなた誰?」とか言われたらどうしようかと思いましたが、ちゃんと分かってくれていました。よく頑張ったね、と皆が口々に言うと、小さく頷いていました。
僅かな面会時間で帰ろうとする私や兄に、母は一生懸命手を伸ばして来ました。母の手を握ると「温かいね」と言いながら、少し微笑んだように見ました・・・
今頃、看護婦さんに見守られながら、落ち着いて休んでいるのでしょうか?麻酔が切れれば、傷口が痛むのではないのでしょうか?
何事もなく、ゆっくり眠れていれば良いのですが・・・
それにしても、先生や看護婦さんたちが、とても忙しそうにしていながらも常に献身的な態度でいてくれたことにはとても感銘を受けました。そして、大腸を大きく切り取っても生きながらえることが出来る現代の医学のなんと素晴らしいことか。
今まで、ドラマでしか見たことがなかった「別世界」が急に身近な世界となり、医療現場で働く方々の現実も少しは垣間見ることが出来て、とても勉強になりました。これからは、もっと医療問題に関心を持つことになるだろうと思います。
まだ完全に安心できるわけではありませんが、大きな山は越えた感じです。無事退院できるまで、私もまだしばらく病院通いが続きますが、日ごとに回復へ向かう母を見ることができるはずなので、今までとは気持ちが違います。
先生、看護婦さん、母の世話をしてくださった皆様、そしてご心配くださった皆様、本当に有難うございました!
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