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F1の模型を作るのが大好き!それだけさ~

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今日は母の誕生日でした。
82回目の誕生日を、彼女は病院のベッドの上で迎えました。

先月から体調を崩していた母は、数日前から検査入院していたのです。
体調を崩しているとは言え、見た目には元気で普通に歩き回っていましたから、何となく「たいしたことはないだろう」と思っていました。
当初の予定では、今日の午前中で検査が終わり、何事もなければ明日には退院するはずでした。今日の午後には検査結果が分かることになっていたので、私と女房も病院に行きました。

病室に着くと、母は点滴を受けながらベッドに横たわっていました。
母は「点滴が減るのが遅い」と何度もぼやき、父は「まだ先生から説明がない」と苛立っていました。待つこと約2時間。ようやく先生が現れ、我々は別室へ呼ばれました。

先生の口から、母は癌であることが我々に知らされました。詳しくは更に検査しなければ分からない、と前置きしながらも、「悪性の可能性が非常に高い」とも。今後の方針などを説明する先生の言葉が、狭い部屋の中でまるでこだまするかのように聞こえました。。。
そして、先生は「ご本人に告知しますか?」と。テレビドラマでは、何度も見た場面です。まさか今日、そんな場面に自分が登場することになるとは・・・
正直なところ、私には分かりませんでした。先生は、「ご家族の方の意思で決めてください」と言いつつ、「今後の治療を本人が受け入れて、スムーズに治療を進める」ためには告知した方が良い、と言います。確かに、その通りでしょう。でも、告知された母のショックを思うと、そう簡単には・・・

しかし、結局我々は母に告知することにしました。酷な話しですが、母にはしっかり病気と向き合って欲しいと望みます。病に勝つには、それが大事だと思います。
母が呼ばれ、先生の口から告知がなされました。
母の誕生日に、なんて酷いプレゼントなんだ・・・
横に座っていた私は、母の横顔を見ていました。特に驚くでもなく、母は淡々としていました。まるで、既に覚悟を決めていたかのようでした。

明日には帰れると思っていたのに、帰れるどころか当面入院生活を余儀なくされてしまいました。癌の告知を受け、初めての夜。今頃、どんな思いでベッドにいるのだろう?なかなか減らない点滴を見つめ、眠れずに過ごしているのではないのだろうか・・・

父も、今頃家で布団に入っている頃です。母のいない家を、広く感じたりするのだろうか?病院を出て駐車場へ向かうとき、父の歩みが妙に遅かった。我々が普通に歩くと、ついて来れないようでした。。。

心配な夜が、当面続きそうです。





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