拮抗。

大荒れでしたね～。見ている側としては面白かったですが（笑）。
完走台数一桁代なんて、最近のF1では滅多に無いことです。８位までポイントが与えられるのに、危うく「該当無し」になるところでした。そうなると、琢磨のリタイアは余計に悔しい。スタートで順位を上げ、その後も大健闘と言える走りをしていただけに、完走すればポイントは拾えたかもしれない。今の超アグリにとって、ポイントを取るなんてことは夢のような話しですからね。滅多に無いチャンスでした。。。「タラレバ」ですが、あまりに悔しい・・・。
冷静に考えて、今の超アグリでは予選最後尾は当たり前。一つでも前にいければ大健闘。レース中に普通に順位を上げることが出来るチャンスはスタートのみ。あとは他車のトラブルやアクシデントなど、偶発的な事態が起こる以外にチャンスは無い。そう思うと、予選でルノーの一台を喰い、スタートで順位を上げ、他車のリタイア等で順位を上げていた今日の琢磨の状況は超アグリにとって「すべてがうまく行っている」状態だったのです。１ポイント、取らせてやりたかった！悔しい・・・！！
一方、一貴はアクシデントに見舞われながらも走りきり７位でチェッカーを受け、バリチェロの失格で６位！やったね！！完走台数から考えれば６位はそれほど威張れたものではないのかもしれませんが、ポイントが取れるときにその位置にいれるということは重要なことだし、デビュー２戦目でのポイントゲットはまずは非常に良いスタートが切れたと思います。それも８位じゃなくて、６位と言うのがイイね。６位は昔のポイントシステムでも１ポイント与えられますから。デビュー２戦目で６位って、親父さんと一緒だなあ。偶然とは言え、中嶋世代のオサーンにはなにかグッと来るものがありますよ。このまま勢いに乗って、早く親父越えを果たして欲しいものです。初表彰台をゲットしたニコの本当に嬉しそうな表情を見て、一貴の笑顔を見たいと思いました。まるで自分自身を中嶋悟に置き換えて、息子の表彰台を見たいと思っているかのような気分でした。
レースが面白かったのはアクシデントが多かったからと言うだけではなく、各チームの力がかなり拮抗していたからだと思います。バトルがあるからアクシデントも起こるわけで。来週のマレーシアも、かなり楽しみです。やっぱF1は面白い！