田舎。

定休日の今日は自宅で作業をする予定でした。
荷物が送られてくることになっていたのですが、定休日なので自宅へ送ってくれるように頼んでありました。その荷物が届かないと今日予定している作業ができない状態だったので「午前中着」指定で送ってもらいました。板橋のお店の場合、「午前中着」の荷物は遅くとも１０時頃には届きます。なので、９時頃には準備万端、荷物が届き次第作業を始められる状態にして待っていました。ところが１０時半、１１時を回っても荷物は来ません。ネットで調べごとをしたり、メールを打ったりと別の仕事をしながら待っていますが、朝から作業する気満々だっただけにだんだん苛立ってきます。車の音が聞こえるたびに窓から外を覗いてはガッカリ、を繰り返していました。やがて１１時半も過ぎ、「ちゃんと発送してくれたのか？」という疑問が湧いてきます。でもまだ午前中だし、今届けば別に誰も悪くはないし・・・。ああ、でもオレの貴重な定休日が・・・今日作業できないと一週間仕事が遅れる・・・もし発送されていないなら一日中待っていて無駄になってしまう・・・ついに１１時５５分を過ぎ、待ちきれずに発送先に電話をしてしまいました。相手は「ちゃんと送りました」と言い、運送業者と伝票番号も教えてくれました（失礼しました）。電話を切って、運送業者に電話を入れようと思ったその時、車の音が。家の前にトラックが停まりました。「やっと来たか！」
クソ、なんてタイミングで来やがる。あと５分早ければ電話しないで済んだのに！時計を見ると１２時２分。午前中じゃねえぞ、こら！
でも運送屋さんの兄ちゃんは「遅くなって済みません」と最初に謝ったので、文句も言わずに受け取りました。
やっぱり都心部とは違うんだなあ、きっと。お店にいると、一日何回も運送屋さんのトラックが通ります。でも自宅に一日いてもそんなに何回もトラック見ないもんなあ。恐らく運送屋さん一人が担当する地域の広さがぜんぜん違うんでしょうね。広い地域で時間指定どおりに届けるのって、大変だろうね。もっと人口密度の低い地域では更に大変だろうなあ。「配達時間帯指定サービス」、今では当たり前のように利用していますが、現場の配達員さんたちのご苦労は相当なものでしょうね。
結局作業は遅れましたが何とか先程終了。もうちょっと都心に住みたいな、と少しだけ思った一日でした。

極度額。

最近取引を始めた某海外メーカーがあります。ここが、ありがたいことにカード決済ＯＫなんです。普通は卸売りにカード決済はＮＧなんですけどね。何故って、カードで支払いを受ける場合は決済額の何％かをカード会社に引かれますので、ただでさえ利幅の少ない卸売りには向かないわけです。でもこちらとしては非常にありがたいと思い、いくつかの支払方法の中からカード決済を選択しました。海外への支払いは銀行振り込みや為替を使うと時間もかかるし手数料も高いので、カード決済はコスト面・スピード面でも優位ですね。ただ一つだけ、心配なのがセキュリティの問題ですが。私は「いつもニコニコ現金払い」主義で、あまりカード決済を使わないのですが、銀行員時代に付き合いで何枚か作りました。もちろん、全く使わないわけではないので、それなりに役立ててはいます。でも使っても数万程度で、全く使わない月のほうが多かったですね。別にカードがいいとか悪いとかではなく、ただ単に何となくカードを使うのがあまり好きではないってだけなんですが。
でも今回はさすがにその便利さに今更ながら感謝です。取引はとてもスムーズに進み、発注から支払い、商品の到着までの時間も輸入品にしては早く済みました。入荷した商品もそこそこ売れて、すぐに品薄に。
そこで調子に乗って追加発注をしました。もちろん今回もカード決済です。ところが、なんとカードが使えない！まだ前回の分が決済されていないので、極度オーバーになってしまったのです。極度額なんて全然気にしていなかった・・・あらためてそのカードの極度額を確認してみると・・・なんとたったの２０万！うわ、信用度低！！
別のカードを使って事なきを得たのですが、あまりの信用度の低さにびっくりしちゃいました（笑）。あんまり使ってこなかったからいけないのかな？
所詮オイラは極度額２０万の男さ！フン！！

忘れた！

夏はやっぱり浮き足立つ季節なのかなあ・・・。毎月同じ時期にルーティンワーク的にこなしている作業があるのですが、そのうちのいくつかをすっかり忘れていたことが今日発覚しました。今まで一度たりとも忘れたことのないことなのになあ。
一つは税金の支払いです。今月の伝票を整理していて、毎月あるはずの領収書がないことに気が付きました。慌てて銀行へ。とにかく今日払っておきましたが、延滞金の請求が来るかも・・・クソ！税金がちゃんとしたことに使われるならいいんだけどね。
もう一つもやはり支払い。こちらは、毎月引き落としがある口座へ振替えるのを忘れていました。ある程度残高は置いてあるので、相手に迷惑はかけませんでした。だからまあ、いいか。でもすっかり忘れていたことがショック・・・
毎月のルーティンワークとは言え、ちゃんとカレンダーに予定として書くようにしています。ところが、この二つの予定は見事にカレンダーにも記載されていなかった・・・一体どうしてしまったんだ、オレは。。。
夏のせいなのか、歳のせいなのか、単なる気の緩みか・・・
来月のカレンダー、ちゃんと書いとこ。

威厳。

ミシマの苦手なもの。それはゴキです。まあ、得意な人は滅多にいないだろうけど。でも、家族の前ではゴキに敢然と立ち向かう無敵のとーちゃんでいなければならないので、冷静を装いつつ「ゴキ抹殺」のミッションを咄嗟に考え、実行に移さなければなりません。「ゴキ抹殺」は常にとーちゃんの仕事なのだ。そこで逃げ回っていてはとーちゃんの威厳は保てないのだ。とーちゃんは辛いね。
家族の前でない場合は、ちょっとオロオロしますが、それでもやはり「抹殺」を試みます。見つけてしまった以上、抹殺しなければ安心して眠れないからねえ。
昨晩、そういう状況に追い込まれました。深夜二時ごろ、仕事を終えてビール片手にテレビを見ていたときです。台所に奴は現れました。奴と私の距離は３ｍほど、勝手口の上の壁をノソノソと這っていやがりました。壁を這う奴を抹殺するのは難しい。奴を床におろさなければ。「ゴキジェット」をおみまいしてやれ！左手に「ゴキジェット」、右手に丸めた雑誌を持って奴に接近します。狙いを定め、ロックオン！ファイア～！！
ぶっしゅ～～～～～
ゴキジェットの直撃を食らった奴は慌てふためきながら思惑通り壁を降り始めましたが、床には降りず流し台と床の接するあたりを走りこちらへ向かってくる！そこじゃたたけねえんだよ！！
思わず台所から退避した私のあと追うように奴も壁際を走りながら居間へ出て来てテレビのウラへ・・・
既にハアハアと肩で息をしながら次の作戦を考える私。しかし一瞬でもテレビから目をそらすことも出来ず奴の出方を待つだけ・・・
やがて奴はテレビのウラの壁を登り始めた！くっそ～、最悪だ！しかも奴は天井に到達するとそのまま天井を這って私の方向へ！！
ゴキジェットが効いてきたのか、動きはのろくなっていました。しかし、天井ではたたけないし、いつ落ちてくるか分からないのでうかつに近づけない・・・次第に部屋の隅に追い詰められる私。。。どんどん迫ってくる奴・・・
ひええ～、誰か助けてくれ～～～
と叫びそうになったその瞬間、奴は落ちてきました！既に壁を背にして逃げ場の無かった私との距離僅か３０ｃｍ！次の瞬間、右手に持っていた雑誌でイチローよりもすばやく正確な一撃を奴に叩き込む！クリーンヒット！ジ・エンド！
一発でしとめました。その瞬間の集中力は超一流のスナイパー級だったね、きっと。
しかし、汗かいていましたよ、気が付いたら（笑）。

奴の亡骸を処分して、直接触れていないのに入念に手を洗い、改めてビールを飲んで寝室へいきました。私が部屋へ入ってきた物音で目を覚ました女房に「超でっかいゴキがいたんだよ」と言うと「やっつけた？」と聞くので「もちろん」と威厳を保ちつつ、眠りについたのでした。

あ～疲れた。

感謝。

7月17日の日記に書いた「勝浦」についての後日談です。売却を決意した父が不動産屋へ相談を持ちかけてから僅か2週間後には「購入希望者」が現れました。話しはトントン拍子で進み、我々が夏休みに泊まりに行った時点では実は既に売却が決定していました。「荷物を整理しに行きたい」と言う父に言われるまま、私は定休日に車を飛ばして日帰りで勝浦へ行ったりもしました。
売却が決定してしまうと、やはり寂しい。最後の勝浦旅行となった夏休み、一つ一つの風景を、「もう二度と見ることがない」と思いながら目に焼き付けてきました。建物全体はもちろん、各部屋の様子や窓から見える風景、そしてベッドに横になりながら見上げた天井まで。思い出が一杯の風景は、もう写真に残っているだけとなってしまいました。

実は今日、取引のため父は勝浦へ行っています。今頃は既に引渡しを終えて帰路についているはずです。我々以上に、寂しい思いで一杯のはずです。買い手が付いた、と私に話したとき、最後にポツリと「早く決まっちゃったなあ・・・」と言った父の寂しそうな顔。私は忘れることが出来ないでしょう。
父さん、ありがとう。